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原子力バックエンドに関する調査・研究

1.原子力施設のデコミッショニングに関する調査研究

わが国の原子力発電所の廃止措置の今後の展開を見据え、世界の廃止措置に係る技術的動向、規制動向等の調査・分析を継続しています。

(1)エンジニアリング技術に関する調査

OECD/NEA等国際機関や廃止措置に係わる国際会議の情報の調査を行い、各国の廃止措置の動向、解体工法及び放射性廃棄物管理等に関する情報の収集を図り、廃止措置実績データベースの拡充と整備を図っています。特にTMIやチェルノブイリ原発等の事故炉での活動の情報収集を図り、関係者への情報提供を図っています。

(2)デコミッショニング等に係る規制の調査

国及び関係機関等と協力して、国内原子力施設の廃止措置の安全確保に必要な安全基準の検討に資するため諸外国の規制動向調査を継続しています。必要に応じ学会や規制機関の取りまとめに協力しています。

2.福島環境回復に係わる技術支援

(1)除染・減容技術実証試験等に対する技術支援

国、地方公共団体等あるいはそれらの委託を受けた機関等が行う、除染事業や除染・減容技術の実証試験・開発事業に、関係財団法人・民間法人等と共同で参画しています。特に、汚染土壌等の除染・減容技術の確立に向けた取り組みや、地方公共団体等で課題となっている汚泥及び焼却灰の処理等に適用するための実証試験に貢献しています。

(2)基礎試験等に対する技術支援

福島環境回復に参画・貢献を希望する民間法人等に対するコンサルティングや、遮蔽試験及び吸着試験などの基礎試験等に対する技術支援を行います。